こんにちは😊
大田区平和島にある歯医者
東京流通センター歯科クリニック ブログ担当です。
今回はオーラルフレイルついてお話します🦷
近年、お口の機能の重要性について広く啓発するために【オーラルフレイル】という概念が提唱されました。
英語で「オーラル」は「口腔」、「フレイル」は「虚弱」という意味で、
「オーラルフレイル」とは口腔機能の衰えが全身の老化につながる、という考え方です。「お口の機能のささいな衰え」から身体的、精神的な衰えに繋がるまでの悪循環を表す考えであり、お口の衰えは身体と心の健康と大きな関わりを持っています。
オーラルフレイルはいくつかの段階を踏んで進行していきます。
まず、口腔機能への関心が低下して、むし歯や歯周病などになり、歯が抜けたり痛みが出てきます。すると、口腔機能が低下して、会話や食事に不具合が出るようになり、食欲が低下したり、日常の活動範囲が狭くなったりします。
噛む力や舌の筋力が衰えれば、食べる量も低下して、低栄養の状態になりますし、会話が減れば社会的に孤立していきます。
さらに機能が低下すると、咀嚼や嚥下に障害が起こり、要介護の状態になってしまうこともあるのです。
次のような自覚症状があるときには、要注意!!
①奥歯でしっかりと噛めない
②噛むと痛んだり不快感がある
③食べこぼしがある
④むせやすい
⑤口が乾燥しやすい・口臭がきになる
⑥滑舌が悪くなっている
⑦食事が柔らかいもの中心である
⑧薬や食べ物が飲みづらい
⑨食欲がでず、少量しか食べられない
1つでも当てはまったら、歯医者さんを受診して、口腔ケアや口腔リハビリで改善しましょう😊
お口の状態や機能を評価する「口腔機能低下症」とは❓
オーラルフレイルが疑われる場合、歯医者さんでは
口腔機能検査を行うことが出来ます。
検査の結果、お口の機能が低下していると診断されれば「口腔機能低下症」という
病名がつきます。オーラルフレイルは考え方であるのに対して、口腔機能低下症は病名ですが、どちらもお口の機能の悪循環に注意を呼びかけている点は共通しています。
口腔機能低下症の検査項目は次の7項目で構成されています。
①口腔衛生状態不良
②口腔乾燥
③咬合力低下
④舌口唇運動機能低下
⑤低舌圧
⑥咀しゃく機能低下
⑦嚥下機能低下
①口腔衛生状態不良に該当の方
□歯磨きは就寝前を含めて1日2回以上行いましょう
□歯間ブラシやフロスを1日1回以上しましょう
□舌ブラシを使って舌の汚れを丁寧に落としましょう
□ブクブクうがいを行い汚れを吐き出しましょう
□義歯を使用している場合は、義歯ブラシと洗浄剤で清潔を保ちましょう
②口腔乾燥に該当の方
□お口をしっかり動かしましょう
□唾液線マッサージを1日3回程度行いましょう
□ジェルなどのお口の保湿剤を使用しましょう
□お口の渇きを引き起こすお薬について確認しましょう
③咬合力低下に該当の方
□義歯の不具合、虫歯、歯周病などがある方は歯医者さんで治療を受けましょう
□歯ごたえのあるものを食べるようにしましょう
④舌口唇運動機能低下に該当の方
□早口言葉や滑舌の練習、頬を膨らませるなどお口をしっかり動かすようにしましょう
□話をする機会を増やしましょう
□唇や頬の力を鍛える器具や吹き戻しの笛などを活用しましょう
⑤低舌圧に該当の方
□舌の筋力を鍛える運動をしましょう
⑥咀しゃく機能低下に該当の方
□義歯の不具合、虫歯、歯周病がある方は歯医者さんで治療を受け、咀しゃく機能を改善しましょう
□一口20〜30回噛むことを意識するなど咀しゃくする回数を増やしましょう
□咀しゃくトレーニングや食べ方の指導を受けましょう
□色々な種類の食品を摂るように心がけましょう
⑦嚥下機能低下に該当の方
□飲み込みの検査を受けましょう
□トレーニングを行い、飲み込みや呼吸をする時に必要な力を鍛えましょう
お口の健康を維持することで身体の健康を維持することに繋がります。
普段からしっかりお口のメンテナンスをして、定期的に歯医者さんに行き定期検診を受けましょう✨
歯が痛い、歯茎が腫れてしまうなど不具合がでる前に来ていただくことで、病気の早期発見、早期治療に繋がります。
お口の健康を保ち、いつまでも身体と心が元気でいられるようにしましょう☺️✨
- 育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、
「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。
今後も徹底した感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。
皆さまのご来院心よりお待ちしております💓
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