東京都大田区平和島の歯医者、東京流通センター歯科クリニックの歯科衛生士です。
先日、NSKの歯周病セミナーに参加しました。
講師はフリーランスの歯科衛生士として大変有名な土屋和子先生です。
午前中は歯周病の知識を細かく勉強し、
午後は実際に超音波スケーラーを使い、実践的な練習を行いました。
今回、セミナーを受けてあらためてその重要性を感じたのは
「歯周病は細菌感染である」という事です。
30歳や40歳を過ぎたら歯周病に気をつけよう、といった文言を耳にすることがたまにあります。
しかし歯周病は年齢によってしょうがなく発症するもの、という訳ではないのです。
口の中にはたくさんの細菌が存在していて、その細菌は1種類ではなく
虫歯の原因となる菌、歯周病の原因となる菌、
空気のあるところで生きる好気性菌、空気がないところで生きる嫌気性菌など
いろいろな種類や特性があります。
歯周病治療ではこの細菌を少なくすることが第一となります。
当院の歯周病治療では早い段階で歯磨き指導を行っています。
これは患者様自身がプラーク(歯垢)を落とせるようになることで、歯周病治療にいい影響が出るためです。
たかが歯磨き、されど歯磨きなのです。
自分のお口に合った歯ブラシで、自分の歯の生え方に合った歯磨き方法を実践しましょう!
なにか困ったことがあれば当院のスタッフまでお尋ねください。
↓写真はセミナーで使用した超音波スケーラーです。これで歯石やバイオフィルムを砕きます。
缶に書いた油性ペンをバイオフィルムに見立てて、取れ方を体感しました。