こんにちは。
東京都大田区平和島の歯医者、東京流通センター歯科クリニックの歯科衛生士の笹島です。
先日、「超音波グレーシーチップを使用したデブライトメントセミナー」に参加してきました。
デブライトメントとは、「歯根面に付着した歯肉縁下のプラーク、歯石、および汚染歯根面を除去すること」です。
簡単に言うと、歯の根の表面の汚れをきれいにすることです。
普段、当院に通われている方の中には「歯茎の中の深いところの歯石取りをしますよ~」と
言われたことがある方がいらっしゃると思います。
その時にこの「デブライトメント」も行われています。
歯周病が進行した歯では、歯と歯茎の境の「歯周ポケット」が深くなり、
歯根の表面にはプラークや歯石などの汚れが付着しています。
これをきれいに除去しなければ歯周病は治っていきません。
また歯ブラシで取る事もできないため、歯科医院で処置をする必要があります。
今回のセミナーでは「超音波グレーシーチップ」という、超音波で歯石を除去できる道具を用いた
デブライトメントの方法を学びました。
歯の根の表面は目で直接見ることができないため、
触知やレントゲン写真を参考に、根の形を想像しながらデブライトメントを行う必要があります。
セミナーでは実際に抜去歯牙を用いて実習を行いました。
細かい凹凸があったりと、歯根の形態は複雑です!
今回のセミナーで学んだことを今後の診療に生かしていきたいと思います!