セブ医科大学の学生さんに実習を

こんにちは。
平和島の歯医者、東京流通センター歯科クリニックの歯科医師の小笠原です。
毎週水曜日のみこちらで勤務しています(^^)/

11月末のことですが、勤務をお休みをいただいてセブ島へ行ってまいりました。
いいえ、バカンスでいったのではありません(^^;

セブ島にあるセブ医科大学、歯学部の学生さんに歯科治療の実習を行いに行ってきました。

5年生の学生さんに日本の歯科医療を教えるための実習です。

フィリピンの歯科医療はまだ日本より遅れています。
私は、歯の神経の治療に使用する器具の実習を行いました。

セブ医科大学での授業はすべて英語です。
フィリピンは多くの島国からなる国で、島によって話される言語が違います。
しかし、公用語はタガログ語であり、都市部ではお店などで当たり前のように英語が使えます。
セブ島は気候も温かく過ごしやすく、アジア圏から英語留学として受け入れが多い事も納得です。

病院長、歯学部長から感謝状も頂き1つ目の任務は終了です。

この旅でもう一つ目的があります。
いいえ、バカンスではありません(^^;

それは、貧しい村の子どもたちに「歯ブラシ指導」をすることです。

フィリピンではまだ治安が悪く、観光にも注意しなければなりません。
電気下水なのどのインフラ整備は都市部でしかなく、
貧しい村では人々に国籍はありません。
日々の生活に困窮し、病気にかかっても治療費が払えないので病院へ行けませんし、お薬も買えません。
歯ブラシはというと、値段が高く、お米2キロと同じ価格です。
当然ながらお金があれば食料を買うために、歯ブラシなど生活習慣にありません。
子どもたちは早くに虫歯で「歯」を失います。

私自身は以前から、医療ボランティアに参加し、歯科医療を受けられない子どもたちに治療を行っているのですが、その延長で、子どもたちに歯ブラシ指導と、歯ブラシを配りに行ってきました(^^)