こんにちは大田区平和島にある歯医者

東京流通センター歯科クリニック 事務担当です。

前回に引き続き歯周病が全身に及ぼす影響についてお話いたします☆

今回は歯周病とメタボリックシンドロームについてお話いたします☆

 

皆さんは歯周病についてどんなイメージがありますか?

・ハブラシの時に出血する

・体調が悪くなると歯肉が腫れる

こんな感じの軽いイメージであまり危機感を持っていない方がほとんどだと思います。

 

お口の中をチェックしましょう!

お口の健康は、毎日の食事や会話にもつながるとても身近なものです。
みなさんは、以下のようなお口のトラブルを自覚することはあるでしょうか?

✓ ハブラシの時に出血する
✓ 朝起きたときに歯肉に違和感がある
✓ 口臭を指摘された
✓ 歯肉が下がって、歯が長く見えるようになった
✓ 体調が悪くなると歯肉が腫れる
✓ 歯の揺れを感じることがある

 

「歯周病」には、炎症が歯肉に限局した「歯肉炎」と、歯を支えている歯槽骨が破壊されて歯を失ってしまう「歯周炎」があります。
上の症状が複数当てはまると、「歯周炎」の可能性が高く、歯科医院での治療が必要となります。

 

実は歯周病には全身に及ぼす影響があるのです( ;  ; )

 

歯周病とメタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームとは?

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪蓄積を臍部の内臓脂肪面積100cm2以上と定義、ウエスト周囲径が男性で85㎝、女性で90㎝以上を基盤とし、さらに、1)血中脂質異常、2)高血圧、3)高血糖の3項目のうち2つ以上に異常所見が見られる病態です。

大きな特徴は内臓脂肪を基盤とすることであり、高血圧、高血糖、脂質異常の値がさほど高くなくても脳卒中や心筋梗塞の危険性が高くなります。

メタボリックシンドロームとは

歯周病とメタボリックシンドローム

肥満は歯周病のリスクを 1.5 倍に!

肥満というだけで歯周病の危険率は 1.5 倍になります。メタボリックシンドロームの 項目別でも危険率は高くなり、歯周病との関係が深いことが示されています。

 

詳しいメカニズムは解明されていませんが、歯周病の病巣から放出されるLPS(歯周病菌由来の毒素)やTNFαは脂肪組織や肝臓のインスリン抵抗性を増加させ、血糖値を上昇させます。

また、重度歯周病患者では血中CRP値が上昇し、動脈硬化や心筋梗塞発症のリスク亢進と密接に関与すると考えられています。

さらには、この慢性炎症が個体の老化を促進するという論文も出てきました。

このように歯周病とメタボリックシンドロームの関連性が注目されています。

歯周病とメタボリックシンドローム

歯周病も生活習慣病

 生活習慣病は、かつては成人病と呼ばれていました。しかし、若い頃からの食事や運動、
喫煙、飲酒、ストレスなどの日頃の生活習慣が深く関与して発症するため、現在では成人
に限らず、子どもや青年でも発症する可能性のある病気と考えられるようになりました。
メタボリックシンドロームは生活習慣病の集合体ですが、歯周病も生活習慣病の一つで、
お互いに悪い方向に相乗効果があるようです。
 歯周ポケットを持つ人は、現在は健康でも数年後にメタボリックシンドロームを発症する
リスクが高いと考えられています。言い換えれば、「歯周病予防」が「メタボリックシンド
ローム発症予防」につながる可能性があるこということです。

お口の健康は全身の健康にも関わってくるのです!

お口のメンテナンスは是非東京流通センター歯科クリニックにご相談ください☆